川崎にスラム街?!電脳九龍城(クーロン城)のこだわりがすごい!ゲームセンター:ウェアハウス川崎
追記(2019年11月)
こちらの施設は2019年11月17日をもちまして閉業いたしました。
こだわりに満ちた外観・内装がもう見られないのかと思うととても残念です。
記事は、2018年9月8日に書いたものです。
川崎に香港の九龍城を模したゲームセンターがあるということで行ってきました。
18歳未満の人の入店はお断りという、ちょっと大人のゲームセンターです。
九龍城って何?
1993年まで香港にあったスラム街。
香港は清国の領土でしたが、1841年に清国とイギリスとの間で行われた阿片戦争で清国が敗れたため、香港は、1898年から99年間の期限付きでイギリスの租借地となりました。
しかし、九龍城は香港にありながらも特別にイギリスの軍事活動を妨げないことを条件に、イギリスの租借地とはならず、清国の役人によって管理されていました。
ところが、その役人が祝い事で爆竹を鳴らし、それがイギリスの軍事活動の妨げになったとして九龍城から追い出されてしまいます。
これによって、九龍城は清国からもイギリスからも管理されることのない無法地帯となってしまいました。
無法地帯となった九龍城はスラム化し、犯罪がはびこり衛生状態もひどいものでしたが、物価が安いことから難民の人たちを中心に多くの人が移り住むようになり、人口密度は約190万人/km2と世界で最も高い地区となっていたそうです。
そして、イギリスから中国に返還予定の1997年の4年前、1993年に取り壊され、現在は公園として人々の憩いの場所となっています。
いざ、ウェアハウスへ
入り口は、大通り沿いと駐車場側と二つあります。
大通り沿いの入り口です。
左右の柱の「福」の文字が逆さま・・・。ここに入っても福はないのか・・・。入口から、早速不穏な雰囲気・・・。
下の写真は、駐輪場側の入り口です。
古代中国に流行した道教のシンボル太極図があしらわれています。
通常の太極図は、白と黒が縦半分に分かれるように描かれていますが、この太極図、向きが90度傾いています・・・。
扉を開くと・・・
ドライアイスのようなモヤ立ち込める中に敷石が置かれています。
現実ではありえない雰囲気にワクワクします。
通路ですが、汚れた感じ不衛生な感じが漂っています。
実際に不衛生というわけではなく、ペンキの色などでそのように表現されています。念のため・・・。
ゴミ一つ落ちていない掃除の行き届いた店内ですよ。
室内の様子や外壁の壊れたところなど、本当に細部までこだわっていますね。
作った人のこだわりがすごい!
店内は全体的に薄暗く、健全でない雰囲気が見事に表現されています。
写真は撮れなかったんですが男性トイレの内装にも、ちゃんと九龍城を表現してあるそうです。
女性トイレは普通のパチンコ屋さんのようなトイレで綺麗でした。
こういうのって作る側のこだわりの結集というか、普通に見ただけでは見過ごしてしまうようなところ、細部の細部までこだわって作られていますよね。
本当に見事でじっくり見たら相当時間がかかりそうですが、雰囲気を味わうだけだったら1時間くらいで充分満喫できます。
ゲームセンターとしての規模も大きくクレーンゲームやプリクラなどの台数も豊富で、ゲームに詳しくないのでよくわかりませんが、昔なつかしのインベーダーゲーム?みたいなものもありました。
その他、ビリヤードやプールバーなどもあり、好きな方なら昼間から夜まで楽しめそうです。
九龍城の内装がされているところは、一階から三階までの狭い範囲で、それ以外はよくあるゲームセンターって感じで綺麗でした。
ビリヤードや卓球台などもあります。
UFOキャッチャーの数や種類も豊富。
ウェアハウス自体は様々な内装や企画、ゲームセンター以外にもカラオケやインターネットカフェなどの業態で関東を中心にあちこちにあるようです。
川崎店は18歳未満の入店は禁止されています。
営業時間や詳細は下記のウェアハウスの公式ホームページよりご確認ください。
【閉業(2019年11月)】あなたのウェアハウス川崎
https://www.warehousenet.jp/